ITドカタについて
IT派遣事業の実態
残業代の未払いは、
派遣業界で広く行われているため、
直接的な行政アプローチを行うと
かえって大量の雇用を失うなど
経済全体に対してのより重大な
社会問題を生じかねないデリケートな問題です。
行政側も気づいていると思われますが、
直接的にハードなアプローチを行うには
人手が足りないのでしょう。
そのため、行政からは
長期的・間接的にソフトなアプローチによる是正が、
実際に少しづつ行われています。
ITドカタの経営者の羽振がいいように見えるのは、ご本人のストレス発散もある
「ITドカタ」の経営者が 実力以上に高給取りとなりうるのは、
そういう不正(労働基準法違反)に対しても
見過ごされる現在の環境に甘んじていると考えられます。
未払い人件費の修正は 過去2年まで遡ることが要求されるため、
経営にとっては大きな痛手となり、
企業体力(お金)が必要となるのです。
問題を先送りしても、 何の改善もされないのであるが・・・。
3タイプぐらいに分けてみました。
タイプ1 「このくらいはいいだろう」と考える、クズタイプ
不正への誘惑に経営者が勝てていないだけです。
タイプ2 行政指導されてから、認識不足で謝罪すれば良いと考える、グズタイプ
誰も見ていない。気づいていないからいいとしてしまう。
タイプ3自分は特別だと勘違いしているイタイ見栄っ張りタイプ
是正する勇気が持てない。 金融機関等周りに頭を下げて協力を求められない。
このように経営者批判は尽きません。
しかし、経営者を叩いたところで 現実的には経営者抜きには改善や是正は実現しないのです。
そこがこの問題の悩ましいところですね。
派遣業界の構造
そういうダメ経営者を輩出してしまう
派遣業界特有の構造も知っておきましょう。
派遣業界は現場人材(労働者)からの情報が
派遣元の品質向上や企業成長に 結びつく機会が少ないため、
統制がトップダウンに偏る傾向が高いです。
具体的に、労働者の意見を聞いたとしても
既存顧客との関係を再優先せざるを得ない下請け構造の為、
現状打開が企業(経営者)利益へつながるイメージがしにくい。
(経営者にとって、現場の声が、単なる労働者の不平不満に聞こえてしまう。)
スキルUP・キャリアUPを望む労働者にとっては、
精神的に居心地が悪い労働環境 と言わざるを得ないです。
派遣業界全体で、労務管理について
より優れた経営体制を確立することが
望まれてくることでしょう。
労働者の人へ、私のおせっかい
上場会社を選びましょう
どうしてもIT派遣会社で働く場合、
派遣会社は上場企業を選びましょう。
(上場企業は利害関係者が多い為、
労働者が守ってもらえる確率が高いです。)
次のステップを考えておく
その次のステップ(転職)と期限や目的を決めて、
小銭を稼ぐ為と割り切って働きましょう。
入社前に「ITドカタ」に気付く方法
「ITドカタ」企業はホームページでは 人材派遣とは記載されていません。
SES事業と記載されています。
(SES事業が事業の大半であっても、数ある事業の中の一つとして、 なぜか、最後の方に、・・・当然ながら売上比率などは記載されていません。)
以上です。ありがとうございました。
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