「いわゆる」について
辞書的意味
新明解国語辞典 第7版 三省堂
いわゆる(所謂):世間で普通に言っている。
岩波国語辞典 第4版 岩波書店
いわゆる(所謂):世にいわれている。よくいう。
「いわゆる」の文脈的な含み
この「いわゆる」という語句は
次のような
『含み(意味合い)』が
あるのではないでしょうか?
本来はとても難しいことで、 専門家同士でも解釈に小一時間かかる内容なのです。 だから正しく定義して説明するには時間がかかります。 そこで、多くの人に平易に伝えるために (本来は微妙に違う場合もあり意見が分かれる場合もあるが・・) あえて、 みんなが使っている語句で、いうならば・・・。 『いわゆる・・・』
この含みが、
「なにやら、難しいことをいうのだな。」
と私を身構えさせてしまって、
問題文の解釈を難しくさせ、
かつ、私のエネルギーを消耗させるのです。
大袈裟に言えば、
話し手が意図すると、
意図しないとに関わらず、
「けむに巻く。」の
けむり(煙)となってしまうのです。
対策
そこで、「いわゆる」の「煙」に巻かれないように、
エネルギーを消費しない対策を打ちます。
「いわゆる」の後の語句に
「びっくりして」エネルギーを
消費しないように
「いわゆる」に続く語句を一度閲覧しておく。
あらかじめ知っていれば、エネルギー消費を
押さえられるのです。
だいたい、決まった語句に
くっついているのだろうと予想してます。
「いわゆるリスト」を過去問題から作成
労基)
- 専門業務型裁量労働制
- 定額残業代
- 変形労働時間制
- 満13歳に満たない児童(いわゆる子役)
- 企画業務型裁量労働制
- 事業場外労働のみなし制
- 1年単位の変形労働時間制
- 1カ月単位の変形労働時間制
- 労使協定
- 労使委員会
- 高度プロフェッショナル制度
- 年次有給休暇の計画的付与
- 規定に違反する時間外・休日労働(いわゆる不払い残業等)
- 年俸制
- 紹介予定派遣
- 在籍型出向の出向労働者
- 法人のいわゆる重役で業務執行権又は代表権を持たない者
- パートタイマー
- 管理監督者
- 絶対的必要記載事項
- 相対的必要記載事項
- 賃金全額払の原則
- 毎月1回以上一定期日払の原則
- 特殊健康診断
- 一般健康診断
- 「定年解雇」制
- 賞与支給日在籍要件
- 36協定
- 通常の賃金
- フレックスタイム制
- 解雇予告手当
- 時季変更権
- 通貨払の原則
- 直接払の原則
- 全額払の原則
- 出来高払制の保障給
- 手待時間
- 生理日の休暇の日数
- 最低基準効
- 法定休日を日曜とし
- インターンシップ
- ストック・オプション制度
- 芸能タレント
- 私傷病
- 暦日
- 自宅待機の措置
安衛)
- 一般健康診断
- 一般定期健康診断
- 特殊健康診断
- 雇入れ時の安全衛生教育
- 作業内容変更時の安全衛生教育
- 長時間労働者
- パートタイム労働者
- 特別教育
- 両罰規定
- 危険・有害業務に関する特別の教育の実施義務
- 4直3交替
- 一次下請事業者
- 二次下請事業者
- 一人親方
労災)
- 重婚的内縁関係
- メリット制
- エイズウイルス
- 一人専従役員たる労働組合の代表者
- 重役で業務執行権又は代表権を持たない者
- 逸失利益
- スライド率
雇用)
- 日雇労働求職者給付金のいわゆる特例給付
- 日雇労働求職者給付金のいわゆる普通給付
- 登録型の派遣労働者
- 高年齢受給資格に係る離職(いわゆるみなし離職)
- 共働きの夫婦
- 弾力条項
- 両罰規定
- 常用型の派遣労働者
- 雇用保険二事業(雇用安定事業及び能力開発事業)
- 適用除外
- 登録型派遣労働者
徴収)
- 別個の事業とみなして労働保険徴収法を適用する事業(いわゆる二元適用事業)
- 騒音性難聴
- 認定決定
- 請負代金の額
健保)
- 資格喪失後の継続給付
- 地域型健康保険組合
- 4分の3基準を満たす短時間労働者
- 指定の拒否又は一部拒否の要件
- 社会人大学院生等
国年)
- 事後重症
- 基準障害
- 20歳前の障害に基づく障害基礎年金
- 学生納付特例
- 学生納付特例期間
- 学生納付特例と納付猶予の期間
- 裁定替された障害基礎年金
- 法定免除の事由
- 保険料免除
- 保険料の多段階免除期間(その段階に応じて規定されている月数)
- 選択替え
- 事実婚関係
- 内縁関係
- ねんきん定期便
- 合意分割の請求
- 振替加算
- 時効の起算点
厚年)
- 随時改定
- 離婚時の第3号被保険者期間についての厚生年金保険の分割制度
- 全部繰上げの老齢厚生年金
- 総報酬制
- 3号分割
- 合意分割
- 長期要件
労一)
- 就職も進学もしていないいわゆる無業者
- 正規労働者
- 非正規労働者
- フリーター等
- 団塊の世代
- 地域合同労組
- 規範的効力
- ユニオン・ショップ協定
- チェック・オフ協定
- リーマンショック
- 採用内定の制度
- 新卒学生に対する採用内定の法的性質
- 企業別組合
- セクシャル・ハラスメント
- 義務的団体交渉事項
- 正社員と多様な正社員の間の均衡
- 在籍出向
- スカウト行為
- 正社員
- ロックアウト(作業所閉鎖)
社一)
- 基金型企業年金
- 提出代行事務
- 高齢化社会
感想
こんなにあって、びっくりした。
問題を作る人は、「いわゆる」が大好きなんでしょうね。きっと。
そして、「いわゆるリスト」の作成は、
大いなるムダ時間でした。
(あぁぁ・・無駄、無駄、無駄、無駄ァーッ・・・・。
ウリィィィ・・・。「ザ・ワールド、時間よ戻れぇ!!」※)
※漫画「ジョジョの奇妙な冒険」で
スタンドと呼ばれる『いわゆる』背後霊の魔人が
戦闘時に使うフレーズのオマージュです。
以上、
ご覧いただき、ありがとうございます。
コメント