健康保険法のテキストを読んでいて
基本的な用語が
どこの何を指しているのかを
認識しておかないと、
その用語に惑わされてしまい、
理解が先にすすみません。
そこで、
用語の位置づけの概略図を作りました。
概略図を作ったよ(現物給付のみ)
「保険者」・「医者」・「被保険者」
の3者間の
お金の流れと
被保険者が受ける
医療サービスの一覧です。
- 支給は保険者が医者等(医療機関・指定訪問看護事業者)にお金を払う。
- 給付は被保険者が医者等から医療サービスを受ける。
- 被保険者が自己負担のお金を払う。
1.2.3.という大まかな流れが見えてきます。
(なお、概略図では現物給付のみで、
保険者から被保険者への現金給付は載せていません)
○○費は保険者から医療機関への支払い
「○○費」というと、
(被保険者である私の立場では)
「費用」「出費」という概念(マイナスイメージ)が
まず頭に浮かびます。
しかし、これは早とちりです。
(患者である)被保険者が
自己負担するものという
意味合いではありません。
この点、テキストや条文には定義されていないので、
「費⇒患者負担」と勘違いしている人は、
私以外にも
いらっしゃるのでは?と思います。
実際は、
「○○費=保険者負担」
です。
以上、お付き合いいただき、ありがとうございました。
支給は現金、給付は現物か(?)
概略図を作っていて感じたのは、
「支給」と「給付」は使い分けがあるのではないか?
という疑問です。
図表の範囲では、
支給の時は現金。
給付は現物。
が成立しています。
(まぁ、この疑問への深入りは、今回はやめときましょう。)
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